MT教習に慣れてきた頃、突然ATバイクの教習がありました。
「スクーターみたいなもんでしょ。楽勝やろ。」
そう思っていました。結果、MT教習よりもはるかに多くこけました。
ATバイクはMTと何が違うか
一番大きな違いはクラッチ操作がないことです。MTはアクセル→クラッチ→発進という手順が必要ですが、ATはアクセルをひねるだけで動き出します。
クラッチ操作がなくなった左手は後輪ブレーキを担当します。両足が自由になり、操作が両手だけで完結するのがATの特徴です。

教官に聞いて初めて知ったATバイクの本来の目的
AT教習のとき、教官からこんな質問がありました。

ATが生まれた理由って知ってる?
「操作が楽だから」と答えたら、こう返ってきました。



それもあるけど、一番は荷物をたくさん積めること。通勤でカバン・スーツ・パソコンを一気に運べるのが重宝されたんや。
なるほど、と思いました。
確かにATバイクにはシート下やフロントポケットなど収納スペースが豊富です。MTバイクは積載量がほぼゼロなので、荷物を運ぶには別途リアボックスやパニアケースが必要です。
実際に乗ったら、めちゃくちゃこけた
ATバイクで難しかった点が3つあります。
一つ目は小回りが効かないことです。
ホイールベース(前輪と後輪の間の距離)が長いため、狭い場所での切り返しが苦手です。


二つ目は低速走行の操作です。
ATはエンジンブレーキが効かないので、前後ブレーキで速度調整する必要があります。
右手でアクセルを一定に保ちながら左手でブレーキをかける、つまり「進め」と「止まれ」を同時に指示するような矛盾した操作が必要です。頭では分かっていても、体がついていきませんでした。


三つ目はニーグリップができないことです。
ATバイクは両足を前方のステップボードに伸ばして乗るため、タンクを挟むことができません。代わりに腰をシート後部のバックレストに当て、両足でステップを踏ん張ることでライダーを固定します。
さらに教官からは「ももの内側でシートの先端を挟むと安定するよ」とアドバイスをもらいました。


ただ、MTとはまったく異なる体の使い方なのでなかなか慣れない。曲がるたびにバランスを崩してこけました。
ATバイクのポイントまとめ
- クラッチ操作が不要で両手操作が完結する
- 収納スペースが豊富で荷物を積みやすい
- 小回りが効かない
- 低速操作が難しい(「進め」と「止まれ」の矛盾操作)
- ニーグリップができず体の使い方がMTと全然違う
ATバイクに乗れると長距離ツーリングが楽になる
当時はATバイクに慣れることができませんでしたが、使いこなせるようになると長距離移動はMTより快適だと思います。ATバイクに興味がある方は、まず低速操作の練習を重点的にやってみてください。








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