FP3級を取って毎月4,000円の節約に成功したが、FPを仕事にするのは難しい。

雑談

皆さん、こんにちは。

ちょっと前の話になりますが、FP3級を取りました!

FPはファイナンシャルプランナーの略で、金融(保険、税金、不動産など)に関する知識を広く浅く学べる国家資格です。

インターネット上では意味のない資格と出てきたりしますが、怪しい投資話やいらない保険を契約しないための知識を付けていくという点では価値があると思います。

就職や転職に使えるかと言われると、人によりますね。金融業界に入りたいのであれば必須の資格になりますが、他の業界であると「ふーん、何それ?」となる可能性があります。

株や不動産に挑戦したい、老後の生活に向けて準備をしたいという方には知っておくと役に立ちます。

FPの試験内容

試験範囲は「ライフプランニング、リスクマネジメント、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継」の6分野です。

試験は学科と実技があり、両方ともマークシート形式で行われます。合格点は両方とも6割以上です。

両方とも合格して、認定証が発行されます。

毎年5月、9月、1月に試験があります。受験料はFP3級で7,000円ほどです

試験は日本FP協会ときんざい(金融財政事情研究会)の2種類の機関が行っています。初めて挑戦するときには日本FP協会の受験をお勧めします。

きんざいは事例問題があり、実際に金融業界で働いている人向けの問題があったりします。対して、日本FP協会は幅広く出題してくれますので受かりやすいです。

公式ホームページより引用

勉強方法

勉強方法は参考書と問題集をひたすら読み、解くだけです。

勉強期間は3カ月ほどでした。金融業界や税金関係に詳しい方ならもっと短縮できます。私の場合、余裕を見てやっていましたので長めにとってます。

平均すると1日1時間ぐらいでしょうか。

使った教材はTAC出版の「みんなが欲しかった!」シリーズです。

資格学校に通う必要はなく、独学で十分です。

初めの1か月ほどは教科書の方を読み、専門の言葉(控除や総合課税、分離課税など)に慣れるようにしました。その後、問題集の問題を解き始めました。(問題集は2週ぐらいしました。)

問題集を解くときは、間違えた問題は教科書に戻り、該当部分にマーカーを引いたりしていました。

これに加えて、他の選択肢がなぜ間違っているのか又はあっているのかを確認していました。

間違えた問題は覚えているものですが、他の選択肢まで確認する人は少ないです。当日にはどのような問題が出てくるのか分からないので、少しでも合格する確率を増やすためにしてました。(実際けっこう役立ちましたよ。)

国の手当が手厚いと分かり民間の保険を解約しました。

出産手当、傷病手当、高額療養費の自己限度額など多方面にわたって国が手当をしています。(多いような気がしますが・・・)

身近なもので言うと健康保険の3割負担が有名ですね。医療機関で診察を受けた際に3割を支払うものです。

すごく充実していると感じ、「あれ?民間の保険って不要なのでは?」と思ったんですよね。

私の場合、民間保険に月6,000円ほどかけていました。複数の保険をかけていたこともあり、見直しをした結果、毎月4,000円ほど支出をカットすることに成功しました!

今、掛けている保険は掛け捨て型のものだけです。月4,000円なので年間48,000円の節約で、任天堂switchを買ってもおつりがくるぐらいですね。

FP取得で独立するのは難しい。

FPは家計のマネードクターと言われています。

下記の図はFP取得者(3級よりも上位のFP資格です。)がどのような業界にいるかをまとめたデータとなります。

FP一本で独立してやっているのが7%。

独立している人と学生等を除くと8割は企業や協同組合などの何かしらの団体に属していることになります。

公式ホームページより引用

「FPは家計のドクターやから、指導料で食べていけるのではないのか?」と思われるかもしれませんが、これは難しいです。

FPが想定している顧客は支出が収入を上回り家計が苦しい人です

日々の生活をするのがやっとという方もいます。

ということは、指導料を高めに設定すると顧客がお金を支払うことができない。無料にするとFPの指導料が入ってこず、生活をすることができない。

こういった構造的な欠陥を抱えています。FPが役に立たないと言われるのはここですね。また、FPは税理士とは違い、専門に行える業務がありません。

昔、FPに無料で相談できる機会があり、相談したところ保険を勧められました。その時は「ポケモンや軌跡シリーズの新作を買ってしまったから、お金がない!」といい断りました。

よくよく考えてみると、無料で相談を受け不安を大きくさせ、保険を契約させることが目的でしょうね。

保険を契約することで毎月いくらかの利益がFPに入り、FPの懐が潤うことがわかりました。

支出を下げるつもりで相談に行っているのに、保険で増えてしまったら意味がありません。

FPを取ってアピールできるのは「金融に関する勉強は最低限しています。簡単な相談をすることは出来ますよ。」ということなんですよね。

では、「お金持ちを相手にすればよいのでは?」と思いますが、FPの8割は団体に属しています。

つまり、自身が株式、債券、不動産といった多額の資産を持っていないんです。もし多額の資産があれば、そこから得る所得で十分に暮らし、団体に属する必要がありません。

お金持ちが相談する内容は、「株や不動産が評価額で何十億とあり、家賃や配当収入は毎月数十万円とある。コロナショックなどの下落に対して収入を安定させるために資産をどう分散させればよいか?」と資産を持っている人にしかわからない内容だったりします。

となると、団体に属している限りはそういった資産を運用することはありません。実際に資産運用をしている人からの意見ではないんです。

理屈では回答することができますが、資産運用していないので机上の空論なんですよね。

相談者も同じステージ(資産を何十億を保有している)に立っていない人の意見は意味がないと判断すると思います。

FPで何十億の資産を持っていて、毎月の資産所得があり、独立しているとなると価値は出てきますね。

最後に

FPはそれ一本で仕事をできるかと言われると難しいです。

国の制度、税金の仕組み、株や不動産を学ぶことを目的とすると自分にはとても役に立ちました。

就職や仕事に即使えるものではありませんが、知ることで変な儲け話や、高額な保険に加入することがなくなります。

どちらかというと資産や家計を守るための勉強と割り切ったほうがいいですね。

それでは!

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