――特別じゃなくても、走り出していい。
アニメ『ローリングガールズ』は、戦闘もできない“普通の女の子たち”が、全国を旅しながら「自分の居場所」を見つけていく物語。
カラフルでポップな世界観の裏には、悩みながらも前に進もうとするリアルな成長の姿が描かれています。
今回は、この作品を通じて、「自分の道を見つけるヒント」を考えてみます。
1. 「モブキャラ」からの旅立ち
主人公・森友望未(のぞみ)は、何の能力もない、ごく普通の女の子。(一番左の女の子です。)
でも、そんな彼女が旅に出たのは、「誰かの役に立ちたい」と思ったからでした。

✨「自分なんて普通すぎて…」
そんな風に感じていた過去の私自身と、重なる部分がたくさんありました。
何かを始めたい。でも、自信がない。
『ローリングガールズ』は、そんな人にこう語りかけてきます。
「理由なんてなくていい。まずは走り出せばいいんだよ」
2. 誰かの物語の“脇役”から始まってもいい
望未の旅の始まりは、親友の代理として動くところから。
つまり、「自分の意志」というよりは、「誰かのために」スタートした旅でした。
でも、それでいいんです。
🔄 最初は“借り物の理由”でも、転がっていくうちに、だんだん「自分の軸」が見つかってくる。
これは、仕事でも、勉強でも、ブログ運営でも、なんでもそう。最初は誰かの真似からでいいし、途中で寄り道したってかまわない。
むしろ、そうやって“自分らしさ”は見えてくるものなんだと思います。
3. 「TRAIN-TRAIN」とともに、走り出す
特に印象的だったのが、第6話のクライマックス。
旧三重と旧愛知が仲良くなることを願う、三重モータースの団長・鈴鹿友亀。
しかし、部下に騙され、愛知てんむすとの決戦稟議書に判を押してしまいます。
鈴鹿がバイクレースに挑む一方、望未たちは巨大なしゃちほこの装飾を届けようと奔走。
そのときに流れるのが、THE BLUE HEARTSの「TRAIN-TRAIN」。

🎵 軽やかで、どこか焦がれるような熱量。
空を飛ぶ自転車、崩れる橋、吹っ飛ぶオブジェ――
意表を突くシーンの連続なのに、不思議と胸が熱くなるんです。
勢いと混乱の中で、それでも前に進もうとする彼女たちの姿が、曲と完璧に重なっていて、胸が打たれました。

4. 自分の物語に、“正解”なんていらない
『ローリングガールズ』の旅には、明確なゴールがありません。
けれど、出会いや別れを通じて、登場人物たちは少しずつ“自分の物語”を歩き出していきます。
💡「何者かにならなきゃ」と焦る気持ちに、優しくブレーキをかけてくれるような感覚。
何かを“成し遂げる”ことよりも、“今ここにいる自分を受け入れて、少しずつでも前に進むこと”が、この作品の本当のメッセージだと感じました。
自分の道は、転がりながら見つけていい
『ローリングガールズ』は、特別じゃない女の子たちが、特別じゃないまま、自分だけの旅に出る物語。
最初は誰かのため、なんとなくで構わない。
でも、転がっていくうちに、「これが私の道かもしれない」と思える瞬間が、ふとやってきます。
だからこそ、こう言いたい。
「迷っているなら、やってみよう。あなたの旅が始まるかもしれないから」

12話の一気見したい方はこちら
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一方で、以下のサービスでは『ローリング☆ガールズ』を視聴可能ですね。
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