はじめに:ドル転って、いつやるのが正解?
株式投資をしていると、誰もが一度は悩む「ドル転(円→ドル)のタイミング」。
為替の動きを見て「今かな? いや、もう少し待てば円高かも?」と迷っているうちに、
気がつけばタイミングを逃していた…。そんな経験、ありませんか?
私も以前は、為替チャートを毎日チェックしては悩み、行動できずに後悔することがよくありました。
でも、ある日、「ルールを決めてしまえばいい」と気づいて、こう決めました。
毎月10日にドル転する。
たったこれだけで、投資に対するストレスがぐっと減ったんです。
大事なのは、“悩まずに動ける自分ルール”を持っておくこと。
ちなみに私は、住信SBIネット銀行でドル転 → SBI証券へ送金 → 米国ETFを購入という流れでやっています。すべてネットで完結し、作業時間は月5分ほど。
生活に溶け込んだこの投資習慣が、今の安定したドル資産形成につながっています。
なぜ“10日”なのか?
──ポイントは「継続しやすさ」と「買い逃し防止」
日付を「10日」と決めたのには、いくつか理由があります。
- 給料や積立の反映が済んでいる時期
- 月初の相場の方向感が出始めている
- 何より、「毎月10日」と決めておけば悩む時間がゼロに
為替の“底値”なんて、誰にも読めません。だったら、「いつ買うか」を先に決めておけば、機会損失を最小限に抑えられます。
「10日じゃなくて給料日の翌日がいい」でもOK。あなたにとって自然に続けられる日を決めておくこと。それが一番大事です。
実践してみてどうだったか?
──ルールは、結果よりも“安心”を生む
たとえば、「今月はちょっと円安だけど、それでも10日にドル転する」と決めておくと、為替に一喜一憂しなくなり、心がすごくラクになります。
そして振り返ってみると、多少の為替差よりも「毎月ドル資産を積み上げられた」という事実の方が、資産形成にはよほど効いていると感じます。
実は、証券口座で円建てで米国株を買うよりも、ドル転して買う方が手数料も安いんです。
金額が大きくなるほど、この差は無視できません。
こうして「10日ルール」を数年続けた今、私はドル建て資産が着実に育ち、相場に左右されない安心感を手に入れました。
よくある疑問:「円高になるまで待った方がいいのでは?」
──答えは“No”。機会損失の方がずっと怖い
「今は高すぎるから、もう少し円高になってから買おうかな…」そんな気持ち、すごくよくわかります。私も何度もその迷いに立ち止まりそうになりました。
でも思い返すと、「待った結果、買えなかった月」の方が悔しいんですよね。
為替は「未来の誰かの感情」で動いています。つまり、読めるわけがないんです。
しかも、一部の研究では「為替の影響は、20年レベルの長期保有では誤差になる」とも言われています。
だからこそ、未来を当てようとするより、“今月も買えた”という事実を積み上げていく方が強い。
これは、私が投資を通して実感した一つの真理です。
投資を続けるには、「心理コスト」の削減が鍵
投資で一番消耗するのは、“悩む時間”です。
悩んで、動けなくて、気持ちが沈んで、投資から離れてしまう…。
この悪循環こそ、資産形成の最大の敵。
だから私は、「自分ルール」でその“心理コスト”を徹底的に削減しました。
ルールさえあれば、感情に左右されずに、毎月決まった行動を取れる。
それが結果として、資産だけでなく「自己肯定感」も育ててくれるんです。
まとめ:「ドル転ルール」が、投資の習慣を作る
- 毎月悩んでいるなら、まず「日付ルール」を決めてみる
- “続けられる仕組み”こそ、投資の武器
- 相場を読むより、自分のリズムで積み重ねていく方が結果につながる
「底値で買いたい!」という気持ち、もちろん私にもあります。
でも、それができるのは神様か、未来を知っている人だけ。
それよりも、“仕組みで勝つ”方が現実的です。
淡々とドル転して、淡々と買う。
それを繰り返すことで、投資は生活の一部になり、「私は毎月ちゃんと積み上げている」という安心感が、あなたを支えてくれます。
🔖 最後にひとこと
悩むことは、投資のコスト。
ルールは、それを削減する最強のツール。
「10日」は私にとってのベストな日ですが、あなたにはあなたのタイミングがあるはず。
自分だけの“投資習慣”をつくって、投資をもっとラクに、もっと楽しくしていきましょう。
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