はじめに
投資の魅力は、ただ資産が増えることだけじゃありません。
私自身、配当金を「思い出づくり」の資金として使うことで、投資がより身近で楽しいものになりました。
配当金を再投資して資産を増やすのも大事ですが、日々の生活やちょっとした贅沢に使うことで、「思い出の配当」が溜まっていく――そんな投資スタイルもアリだと思っています。
配当金=“ご褒美”としての使い道
私の配当金の主な使い道はこんな感じです。
- バイクのパーツ購入
- 温泉ツーリングの宿代
- ジムの月会費にあてることも
こうして趣味に使うことで、「投資をしていてよかったな」と感じられます。
資産形成だけを目的にするなら、配当金が出ない投資信託やETFの方が効率は良いです。
配当が出るとそのたびに20%ほどの税金が引かれますが、無配型なら税金を繰り延べできる分だけ複利効果も得られます。
でもそれでも…「配当金が欲しい」と思うのは、やっぱり日々の生活でちょっとした贅沢がしたいからなんですよね(笑)
ツーリング先で泊まる宿を少し良いところにしたり、普段食べないような料理を楽しんだり。
料理人が時間をかけて考えた一品を、自分の労働時間なしで味わえるというのは、特別な体験になります。

再投資じゃなくてもいい理由
配当金を「使う」ことには、こんなメリットもあります。
- 精神的なリターンが大きい
- 「投資=苦行」にならずに続けられる
- 日々の生活に投資の意味が染み込んでいく
長期投資をしていると、日によっては給料以上の評価損益が動くこともあります。
それを見て一喜一憂し、疲れてしまう人もいるでしょう。
だったら、趣味や好きなことに使って「投資って楽しいな」と感じられる方が、ずっと人生の満足度は高まります。
お金は使ってこそ価値が引き出せる道具です。
死ぬときに資産がいくらあっても、それを棺桶には入れられませんからね(笑)
配当金を“浪費”にしない考え方
配当金は、自分で資産を取り崩さずにもらえるお金。
保有銘柄の価格変動を受け入れた“ご褒美”みたいなものです。
私は、これを「鶏と卵」の関係に例えています。
鶏(=資産)を潰さず、そこから毎日生まれる卵(=配当)を楽しむ。
資産は減らさずに、生活の満足度を上げられるのが配当金の良さです。
とはいえ、何でもかんでも使えば良いというわけではなく、自分が納得できる使い方をするのがポイント。
泊まるホテルのグレードをちょっと上げてみる、いつもより良い食事をしてみる――そんな“ちょっとした贅沢”のために使うと満足感がぐっと上がりますよ。
■ おわりに
配当金の使い道に正解はありません。
でも、「自分の好きなことに使える」という実感が、投資を続けるモチベーションになるのは間違いありません。
資産の最大化を目指すのではなく、「自分に合ったやり方」を見つけることが、投資と長く付き合うコツだと思っています。
思い出の配当、あなたも少しずつ集めてみませんか?
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