給料は労働を社会的に再生産するために必要な分しか支給されない

考え方

トヨタとかの大企業が賃上げを発表したことで他の企業も追従する動きがありました。

日本はデフレの期間が長かったため、実質賃金が下がっておりましたが、8月に入ってからようやくプラスに転じました。

少しでも生活が楽になるように上がり続けることを期待します。

マルクスの資本論という本を読みました。経済学者の本って堅苦しくて、読みにくいのが印象に残っています。

ただ、この本は読みやすいと知り合いから勧められて読み、分かりやすかったです。

私たちの身に近いことで給料の決まり方でしょうか。

私も給料を得て生活をしている身ですので、決まり方は気になることでした。

日本は年功序列のため年齢によって給料が上がるのが慣習です。ただ、うまく貯金できるかというと全員ができるわけではない。

周りの人を見た時に、日々をラットレースのように生きている人もいれば、余裕をもって生きている人もいますよね。

与えられた給料は残業等の突発で支払われるものを除くと同じ条件のはずです。

そこで、給料を資本家側、経営者側から見てみると、電力などの光熱水費、仕入れに支払う購入費と変わらないんですよね。

となると、できるだけ抑えたいというのがわかります。費用を抑えると売り上げは上がりますからね。

しかし、搾りすぎると労働者は不当に扱われている、生きていけないと転職するかもしれない、また、食料を満足に変えなくて疲労し倒れてしまうと使い物にならなくなります。

そこで、標準並みに生きていける給料を支給します。そのため、そこにはレジャーや豪華な時計などを買うお金も含まれています。

遊びも含めて、そこそこ満足してもらえる生活費を払っておけば、暴動を起こさずにちゃんと健康に働いてくれるだろうということですね。

年齢が上がれば、部下との付き合いや関係企業との付き合いとかが増えてくるでしょう。

そういう意味では、年功序列で給料が上がるというのは納得ができます。

支払われる給料には海外旅行に行って美味しい料理を食べる、株とかを買う余剰資金までは考えていませんね。

ちなみに、この本を読んだ後は労働に対するモチベーションが下がりました(笑)

企業は個人の幸せを叶えてくれることはなく、あくまでも標準並みに生きていけ、労働の再生産ができる最低限しか支給してくれないですからね。

今は、程よい距離感で付き合っていますので、辞めたいとまでは至っておりません。

とはいえ、この本の結論が「自分のコンテンツを作って、真似されないもので収入を獲得しましょう。」でしたので、ちょっと急ぎ過ぎてて少し残念でした。

個人が一から作り出したコンテンツはその人の背景を真似することができませんので、唯一無二というのは理解できます。

もう少し掘り下げてもよかったのではと思いますね。だた、給料をもらっている人には読んでいただくと良い刺激になりますね。

それでは

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