こんにちは!
今回は「億男」を動画配信サービスで見てきました。
いろいろと考えるきっかけをくれた映画でした。
あらすじ
兄から3千万円の借金をもらった図書館司書の一男は夜も働きながら借金を返済していた。
その時に、宝くじで3億円が当たるが、身の丈に合わない金額のため、いい使い方を知るために親友の九十九を訪ねる。
お金を使い、パーティーを開き楽しんだ次の日に、九十九が3億円を持って逃げるところから始まります。
九十九を追いかけるため、同僚を訪ねていき、人の考えに触れていくものです。
印象に残ったセリフ、シーン
回想で、一男と九十九が学生時代にモロッコに旅行したシーンがあります。
一男が海外旅行に慣れていなかったのか、出店で体調不良で倒れ、出店の商品の壺を割ってしまいます。
店の店主が騒いでいるところで、気を失います。
体調が回復した一男が九十九に弁償はいくらになったかと聞くと、「34万6千円支払った。」と言います。
一男が「言いなりにならなくてもよかったのでは?」と聞くと、九十九は「少しでも早く君を病院に連れていくには、あそこでもめている場合じゃなかった。」と言います。
34万6千円はひょいと出せる金額ではないですね・・・
大学生と考えると月10万円ぐらいがバイトでの収入でしょう。約4倍ぐらいですか・・・
九十九の中では、「34万6千円を値切って安くしたい。」と「一男を早く病院に連れていきたい。」でどちらを優先にするかで悩んだと思います。
そこで、後者を取り足元を見られるのを覚悟して行動したんですよね。
壺とお金を比較した時、通常であれば34万6千円を支払って買うというのはしません。(骨董品の場合を除きます。)
今回は、(壺)と(お金+一男の体調)というものを比較した結果、お金を支払うと判断しました。
34万6千円を支払ってでも、親友の体調を優先したところに九十九が大事にしている価値観が現れます。
その後のシーンで、九十九が「早く元気になって、旅を楽しもう。」というんですよね。
親友との時間を大切にしたいという気持ちが一番だったんでしょうね。
そう考えると、お金の価値は状況や場所によって変わるものと思いませんか?
お金は絶対的でななく、相対的であり、使う人が価値を重くも軽くもするものとなります。
お金という幻にとらわれると自分にとって大事なものが見えなくなります。
お金とは適切な距離感を持って付き合い、自分にとって本当に価値のあるものを見つけたいと思いますね。
こんな人におすすめ
・お金について考えたい
・3億円が手に入るとどうなるのか
・お金に価値があると信じている人
こう考えている人に一度見てほしい作品です。
ちょっとした時間に見てみるといいですね。
今回はここまで。
それでは!
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