「あなたの株は”長期保有”ですか?それとも”塩漬け”ですか?」
数年前に買ったあの株。
「いつか上がるはず」と思って、ただ持ち続けていませんか?
実はそれ、「長期保有」ではなく「塩漬け」かもしれません。
私自身も、長期保有だと思い込んでいた株が、
よくよく考えれば塩漬け状態になっていた…なんて経験があります。
損失を確定させるのは、自分の判断が間違っていたと認めるようで勇気が要りますよね。
そんな株たちを、“ある基準”で見直してみましょう。
長期保有と塩漬けの違いは「意図」と「自信」
項目 | 長期保有 | 塩漬け |
---|---|---|
投資判断 | 成長性を見込んで戦略的に保有 | 含み損で動けず仕方なく保有 |
メンタル | 楽観的・冷静 | 不安・後ろ向き |
資金効率 | 他資産とのバランスを考慮して保有 | 資金が拘束され次の判断ができない |
表にしてみると、その差は一目瞭然。
長期保有には前向きな意図があり、塩漬けは判断停止状態とも言えるもの。
信じられる企業やセクターであれば、心に余裕を持って保有できます。
しかし、そうでなければ「売らなきゃ…」という焦りがつきまといがちです。
“成長性に確信があるなら”それは長期保有でいい
私が考える「長期保有」に値する株とは、
業績や競争優位性、市場の将来性を見て“自信を持って保有できる銘柄”です。
たとえば、SaaSやEV、AIなど未来を感じる産業群。
私自身はS&P500に投資していますが、これは米国の成長性を信じているから。
S&P500はインデックスであるため、パフォーマンスが下がった企業は自動で除外される仕組み。
言わば、“株式会社アメリカ”に投資しているイメージです。
世界の経済規模の約6割を占める米国市場に自動で分散投資ができるこの仕組みは、
“手間なく長期保有”を支えてくれています。
その株・セクターを“安心して保有”できていますか?
今は仮想通貨など、短期的に大きなリターンを狙える市場も注目されています。
過去には数百%の値上がりを記録した銘柄もあります。
ただし、仮想通貨のリターンの源泉は“値上がり益”のみ。
本来、企業は価値提供(サービス・製品)を通じて利益を生み出します。
しかし仮想通貨は「誰かが高値で買ってくれる」ことを前提とした投資。
言うなれば、“誰が最後にババを引くか”のゲームのように見えるんですよね。
私はちょっと手を出して買ったことはありますが、調べたり値動きをみて忙しすぎて何か合わんなとなりました。
そうした不安を感じたまま、その資産を安心して保有し続けられるか。
そこが、長期保有か塩漬けかを分ける判断軸になると思います。
「信じられるなら、握ってていい」
投資の成否は、「信じる力」と「見直す勇気」の両立です。
あなたが投資したセクターや企業が、今でも“信じられるストーリー”の中にあるなら、
その株は立派な長期保有です。
逆に「ちょっと違和感あるな…」と感じたら、その直感を信じて見直してみるのも一つの戦略。
もし再確認した結果、「やっぱりこれに賭けたい」と思えるなら、
それはあなたが“人に流されない投資家”になった証拠です。
ちょっと自分を誇ってもいいかもしれませんね(笑)。
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