「やりたいことが分からない」「夢とか特にない」──そんな風に焦ったこと、ありませんか?
SNSでは目標に向かって進んでいる人ばかりが目につき、自分だけが止まっているような気持ちになる。
でも、必ずしも“やりたいこと”は最初から明確である必要はないし、むしろそれが自然なのかもしれません。
この記事では、筆者の実体験をもとに、「やりたいことは、動いた先で見えてくる」という考え方をお届けします。
夢や目標がある人って、すごく羨ましい
「やりたいことが分からない」「夢とか特にない」
そんな焦り、感じたことはありませんか?
SNSを開けば、夢に向かって突き進む人たちがたくさんいて。
「自分も何かやらなきゃ」「目標を持たなきゃ」なんて気持ちになりますよね。
夢や目標がある人って、すごく羨ましく見えます。
やりたいことに一直線で、自分に何が合うかを知っているように見えるから。
でも、自分はというと、なんとなく毎日を過ごしているだけ。
このままでいいのかな……と不安になる瞬間もあります。
自分も「わからなかった」
実は、私も昔から“これがやりたい!”という明確な夢や目標があったわけではありません。
むしろ、ずっと「やりたいことなんて特になかった」側です。
高校の進路を決めるとき、周りは「○○大学の○○学部に行く」とはっきり言っていて、
「決まってるっていいな〜」と、うらやましく思っていました。
私はというと、「経済とか経営って面白そうかも」くらいの温度感で、なんとなく選んだ感じです。
進路に限らず、これまでずっと“とりあえず興味があるものに手を出してきた”人生でした。
やりたいことって、変わるし見つかるもの
それでも振り返ると、何気なく始めたことのほうが、結果的に長く続いていたりします。
たとえば、私がバイクにハマったのは「原付で四国カルストに行ったとき、景色が最高だったから」。
なんの計画もなく始めたけれど、その経験が忘れられず、のめり込むようになりました。
ちなみにその旅は、しまなみ海道を原付で渡るという、今思えばなかなかハードな挑戦(笑)。
もちろん、今は動画でも景色は見られるけれど、実際に体を使って体験したときの感動や学びは段違いでした。
「本当にやりたいこと」って、最初から分かっているわけじゃない。
むしろ、行動したからこそ「これだ」と思えることに出会える。
時期や環境、出会う人によっても興味は変わる。
だから、“ずっと同じ夢を持ってる人”だけがすごいわけじゃないんです。
わからなくても、今の「興味」に素直でいい
私が実感しているのは、やりたいことが分からないときは、
“今ちょっと気になっていること”をやってみればいい、ということ。
興味があることには、夢中になれる可能性が眠っています。
やってみて「違ったな」と思ったら、やめればいいだけ。
それでも「やってみた」という経験は、自分の中に残ります。
「面倒くさいな…」というハードルを超えて動けたことだけでも、充分すごい。
完璧な答えを探すより、まず動いてみる。
その方が見えてくることはずっと多いし、何より楽しいです。
「これかもしれない」が「これだった」に変わるのは、実際に動いた人だけなんです。
ちょっとやってみませんか?
今、少しでも気になっていること、ありますか?
それ、ちょっとだけでもやってみてもいいかもしれません。
やりたいことが分からない今も、あなたにとっては大切な時間。
その“曖昧さ”すら、未来の自分につながっていくのかもしれません。
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