「なんであの人はあんなにうまくいくんだろう…」
そんなモヤモヤを感じたこと、ありませんか?
そんな理不尽に打ちひしがれたりして何もできなくなったりすることがあったりしませんか?
「さくら荘のペットな彼女」は天才と凡人をテーマにした作品です。
あらすじ
主人公・神田空太は、芸術系の高校に通う普通の男の子。
ある事件をきっかけに「さくら荘」と呼ばれる、ちょっとクセの強い学生が集まる寮へと引っ越します。

そこで出会うのが、絵画の天才・椎名ましろ。彼女は圧倒的な才能を持ちながら、日常生活すらまともに送れないほど不器用。

そんな彼女が「漫画家になりたい」と願ったことで、空太や周囲の人間関係が少しずつ動き出していきます。
才能の壁にぶつかって、立ち止まったことがある人へ
作中では、圧倒的な才能を持ったキャラがサラッとすごいことをやってのけたりするんですけど、それを見て心が折れそうになる凡人キャラの描写がリアルすぎてしんどい…。
努力してるのに、結果が出ない。
周りがすごすぎて、自分の小さな成果がちっぽけに感じる。
なんかね、自分のことを見てるような感覚に陥るんですよね。
一番印象に残ったのは、あの叫びと夜のプール
特にグッときたのは、あるキャラが夢を叶えられず、学校の木の下で「三年間の努力は、何だったんだろう…」と声を震わせる場面。
声優さんの演技が凄すぎて、こっちまで泣きそうになりました。
みなさんも一度は経験があるのではないでしょうか?
中学や高校でひたすら部活に打ち込んだが、最後の大会で一回戦で負けたり、最高のコンディションで競技に臨んだが、いい記録が出なかったこととか。
私自身、毎朝早く起きて必死に練習したのにそんなことってある?と打ちひしがれたりしたことがあります。
それと、夜のプールから走り出すシーンね。

仲間たちが学校のプールに忍び込んで警備員に見つかり、吹っ切れたように坂を走り出すんだけど、ちょうどその時に流れるエンディングがまた最高で…。
特に何か自分が抱えている課題や問題が解決したわけではありません。だた走りだすだけです。
でも、人間って単純で体を動かすことで気の持ちようや現実の受け止め方が変わるのかと。
それなら、「よし、もうちょっと頑張ってみようかな」って気持ちにさせてくれるんですよ。
それに、鈴木このみさんが歌われている「DAYS of DASH」は疾走感が良く、歌詞もいいのでオススメです!
しんどいけど、見てよかった
この作品を見終わって感じたのは、「才能の差って残酷だけど、それでも人は努力するし、それが無駄じゃないってこと」。
努力した結果報われないこともあるかもしれませんが、あなたが何かに挑戦したという何物にも変えられない経験が手に入れります。
また、その経験が今後の人生を生きていく上で、何かの助けになってくれます。
しんどさも、悔しさも、涙も――
それでも「見てよかった」と思える物語でした。
「夢に向かって頑張ってるけど、不安で仕方ない…」
そんな人にこそ見てほしいアニメです。
以上、今回は『さくら荘のペットな彼女』の感想でした!
アニメを見終わったあと、しばらく余韻に浸ってました。
「見たことある!」って人は、ぜひ共感ポイント教えてくれるとうれしいです!
「まだ見てない!」って人は、時間あるときにぜひ見てみてください!
ではでは、また次回の更新で~!
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