株式との付き合い方は自分で探るのが腑に落ちる。

雑談

ちょっと前に友人と「株式を買う人ってどんな思考をしてるか調べてみないか?」と話したことがあります。

その当時は株式を触り始めた頃でしたのでテンバガー、いわゆる株を買ったら10倍になって資産が増える株を買っていくのが投資家の思考だと結論を出しました。

今になってみると、なんとも安直な発想で結論を出しているなと思います。株式というと万馬券もしくはFXのイメージが強かったですね。(FXで有り金全部溶かした人の顔がとあるアニメでネタとなり有名になったのを覚えています。)

今になってみると株式を購入するときの考え方って、インデックスによる人類の発展、高配当株による配当金、生き馬の目を抜く速さで市場のうねりを取るといったものがあります。

みなさんはどれに当てはまるでしょうか。

全人類の緩やかな成長を願うインデックス投資家

株式について調べた時によく見ることになるインデックス。そもそもインデックスとはTOPIXやS&P500といった指標に連動した投資をするものです。日本やアメリカの代表企業を集めてパックにしたようなものです。

なんといっても分散が効いているのが大きな特徴です。例えば、500社の中の1社が破産をしたとしても全体に与える影響はさほど大きくありません。それどころか他の499社のどれかが破産をした以上の利益を生み出した場合は上昇することになります。

それに加えて、「全人類は明日をよりよくするために動くものだ。」という前提を持っています。わざわざ明日を今日より悪くしたい人はいません。それよりはコンビニで美味しいお菓子を買いたい、高級なレストランでステーキが食べたいとささやかな幸せを願うものです。

それらの願いを叶えるために企業は良い製品、良いサービスを生み出していくことが求められます。結果として、企業の価値が高まっていくことになります。

一方で、株式が10倍になるといった爆発的な成長は見込めません。インデックス投資は今後20年以上買って保持することで恩恵を受ける投資です。時間がかかりすぎるんですよね。若いうちに一億円を手に入れようと思う選択肢としては外れます。

配当金が多い企業の株を買い不労所得とする投資家

マツコの知らない世界とかのテレビで有名になった桐谷さんという方をご存知でしょうか。あの方は株式を保有することで株主配当をもらい生活をしています。考え方は似ており現物かお金かの違いです。例えるならニワトリを買って、食肉にせずたまごを食べる感じです。ニワトリを大事に育て、それが生み出すもので生活をしていくといった感じです。

原資を取り崩す必要がないため自分の生活水準を管理できる場合は日々の生活にお金のことを考えなくて済みます。いわゆるFIRE(早期リタイア)が実現します。配当金が自分の代わりに働いてくれるようなものです。

一方で、配当金を多く出している企業は成熟しきった企業が多いです。そのため、企業は今までの方針を変えることが少なく、新しいことに挑戦することが少なくなる傾向にあります。成功体験があるのでわざわざ新しいことをしなくてもよくなるんですよね。堅実な運営をしていくでしょう。新しいイノベーションやアイデアが発生し大きなリターンがもたらされることは少ないです。

それに、配当金のみで生活費を賄おうとするとそれなりの金額がいります。仮に1か月の生活費が10万円の人が配当金のみに頼ると、配当性向が3%の企業に4000万円を投資する必要があります。(税金は考慮してません。なので実際はもっといるかもしれません。)

自分の一任で4000万円を動かせる人自体少ないです。どちらかというと現金をたくさん保有している方がとれる戦略かもしれません。

市場が落ちた時に買い、高騰したら手放す中継ぎ投資家

一番ロマンがありニュースとかで取り上げられることが多い人たちです。昨日買った100万円分の株が翌日には1000万円に上がっていたなどです。上記2つの投資方法より当たれば最短で資産家の仲間入りになります。株を購入する人の狙いはほとんど株価の高騰でしょう。マネーイズパワーという言葉もあるくらい何をするにしても大抵のことはお金を持つことで解決する可能性が高いです。

一方で、いつ当たりが来るかわかないということです。明日かもしれないし10年後かもしれない・・・

それがわかるのは神様ぐらいでしょう。市場の動きが読めるという人は自分で利益を得たほうが早く資産持ちに慣れるでしょうね。明日自分が何をしているか分からないのにたくさんの参加者がいる市場で正確に動きを当てるのは不可能です。

それに自分が稼いできた資産がなくなるかもしれない恐怖を感じながらやることになります。寝ている間も空いている市場はありますので枕を高くして寝ることができず、健康を損なうこともあるでしょう。

市場平均の恩恵を受けつつ、原資を積み上げ配当金を増やしたい。

私自身の株式の付き合い方はインデックス:高配当:中継ぎ=5:4:1ですね。市場の恩恵を受けつつ日々の生活を楽にしていくために配当金を出す企業に投資しています。

株価が上がったらうれしいと思いますが、よほどのことがない限り売り払うことはないので絵に描いた餅になってます(笑)

売買するたびに手数料、税金がかかるのでリターンを減らす要因になりますからね。一時期、高騰する株を買おうと本やネットを調べたことがありますが、読み込むのに時間がかかります。時間をかけた割に成果に結びつかないことが多いんですよね。それならば自分の楽しめることに当てた方が良いかなと。

高配当を買っているのは日々の使えるお金を増やしたいからですね。基本的に株式を購入する原資にしますが、たまにコンビニでアイスを買ったりして楽しんでます。

ちなみに中継ぎ:1の投資先は日本企業で単元株を購入する程度です。それも応援したい企業や何か自分の直感に合う企業しか投資してません。いつか上がってくれるとうれしいんですけどね(笑)

おそらくインデックスとかの1点を集中的に購入したほうが効率は良いでしょう。私のリターンをより大きくなる可能性が高いです。例えるなら、大学の受験科目を3科目に絞るようなものです。その1点においてはリターンを全面に受けれます。逆に言うとそのほかは受けれないことになります。

ある程度の範囲で恩恵を受けつつ少しずつ育てていくことを考えてます

何かの参考になれば幸いです。

それでは、

コメント

タイトルとURLをコピーしました