転勤の辞令が出たとき、真っ先に考えるのは引っ越し先のことだと思います。
でも私の場合、転勤の辞令を見た瞬間、真っ先に浮かんだのは間取りでも通勤時間でもなかった。
「Bandit1250F、どこ置く?」
全長2m超え、車重250kg近いバイクを、地方のアパートに置けるのか。
車なら“駐車場あり”で済むけど、バイクは急に扱いが雑になる。
3回の転勤を経験して気づいたのは、バイクが持てるかどうかは「交渉次第」だということです。
管理会社に予約なしで突撃した話、50キロの夜道を自走した話、3回とも何とかなった話。転勤族ライダーの実体験を書きます。
駐車場の扱いが曖昧なのが、転勤族ライダーの一番のハードル
アパートを契約するとき、車の駐車場は当たり前に確保されますが、バイクは扱いが曖昧なケースが多い。
バイクといっても50ccから2500ccまで幅広いから、明確にできないんでしょうね。
私がBandit1250Fを買ったのは最初の任地に住んでいた頃。
その後、近隣の市、そしてさらに離れた海に面した町と、3回の異動を経験しています。
管理会社に予約なしで突撃した話
最初の異動先では、バイクを買った後に管理会社の事務所に予約もなしで突撃しました。
「バイク買ったんですけど、階段の軒下に置いていいですか?」
電話だと5秒で断られる気がした。
「規約でダメです」。たぶんそれで終わる。
でも対面だと、管理人もいったん敷地を見る流れになる。
対面で行くと「わざわざこの人時間を使って来たんだな」という印象を与えられて、少しでも管理人が断りにくくなる狙いでした(笑)
こういう泥臭いことってけっこう大事ですよ。
結果、管理人と一緒に敷地を回って、階段下のスペースを案内されました。
「ここなら他の住人の邪魔をしないから置いていいよ。」と許可がもらえて、駐車場代の追加もなし。
アパートって意外とバイク1台分のスペースはあるものです。
そのかわり、黒いカバーをかけて車種を特定できないようにしておきました。
GSX-R1000Rみたいな派手さはないけど、Bandit1250Fも油断すると普通にデカい。
カバーを外した瞬間、「あ、250kg級だな」って存在感が出る。
アパートの軒下に置いた時期もあれば、異動と異動の合間に実家に戻って、家の駐車場を借りた時期もあります。
自走で運んだ。50キロ・2時間・夜の田舎道
最初の異動先までは50キロ。陸送業者に頼む発想すらなかった。
自分のバイクは自分で運ぶ。それ以外の選択肢が頭に浮かばなかったし、正直お金を使わなくても何とかなると思ってました(笑)
初めての異動は距離50キロ、時間にして2時間。田舎道を夜に走ることになったので、とにかく暗かった。
Bandit1250Fのライトはハロゲンなので、ハイビームにしても路面が見えにくい。
対向車は30分に一回すれ違えばいいぐらいだし、街灯なんて文明の利器はないし、おまけに鹿っぽいのも見かけるし。
もう帰りたぃぃぃぃ!

諦める前に、一度だけ管理人に聞いてみる
転勤族ライダーをやってきて思うのは、バイクが持てるかどうかは「交渉次第」だということです。
階段下のスペースは聞かないと貸してもらえない。実家の駐車場も聞かないと使えない。
3回の異動で3回とも、Bandit1250Fの置き場は最終的になんとかなった。
ただ毎回、「大型バイクって、住む場所を選ぶわ」とは思う。

コメント