ETFを選んだ一番の理由は、「分散されているから安心そう」だったからです。
投資の本やYouTubeでよく出てくるフレーズ、
「卵をひとつのカゴに盛るな」
――これがどういう意味かもよくわからないまま、
「ETFならいろんな企業がまとまってる=リスクが分散されて安心なんだろう」
と、初心者なりに納得して買ってみたのです。
実際に買ったのは、高配当で有名なSPYDやVYM。
「アメリカの優良企業に分散投資できて、しかも配当金がもらえる」――まさに夢のような商品に思えました。
🔰 補足:ETFとは?
ETF(上場投資信託)は、複数の銘柄をパックにした投資商品。株のように売買でき、分散投資がしやすいのが特徴です。
🔰 補足:高配当ETFとは?
配当利回りの高い企業を集めたETF。安定した配当収入を重視する人に人気があります。
個別株も少しだけ買ってみた
ETFだけでなく、少しは個別株も試してみたくなり、購入したのが以下の王道銘柄たち。
- コカ・コーラ(KO)
- ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
- プロクター&ギャンブル(PG) など
いずれも堅実で、配当も安定して出してくれる企業です。
しかし私の場合、「この企業の将来はどうなる?」とか「決算の内容はどうだった?」といった企業分析や情報のキャッチアップがあまり得意ではないと気づきました。
個別株は、四半期ごとの決算資料を読んだり、長期計画を見ながら将来性を考えたりする必要があります。
「一度買って放置」では済まないのが現実です。
たとえば、粉飾決算などが発覚すれば、すぐに売却しなければならないことも。
でも、私は本業があるため即時に対応できない。
情報が出回ったあとで売るしかなく、最悪の場合は底値でマイナス覚悟の売却を迫られる可能性すらあるんです。
今の保有状況(ETFが中心です)
そんな経験を経て、今の保有状況はこの通りです👇

- SPYD:49%
- VYM:31%
- VOO:7%
- JNK・LQDなどのETFも含めると、ETF全体で90%以上
- 個別株は全体のわずか1%ほど
自分でも驚くほどETF中心のポートフォリオになっていました(笑)
私はほったらかし派、だからETF
個別株の魅力ももちろんあります。
「この企業を応援したい」「将来性に賭けたい」――そんな気持ちで投資するのも素敵です。
でも私の場合は、
- 忙しい日々の中で、個別株をじっくり分析する時間がない
- 値動きが気になってしまう
- 長期で安心して保有したい
といった理由から、ETFに落ち着いたのです。
以前、投資家のオフ会に参加したとき、ある方がこう言っていました。
「決算を毎月追いかけても、長期計画を読み解いても、それがパフォーマンスに直結するとは限らない」
確かに、自分の感情ですらコントロールが難しいのに、人が集まった企業をコントロールできるはずもありません。
だから私は、分析にかけていた時間を、旅行や趣味、大切な人との時間に使うことに決めました。
お金はまた稼げるけれど、過ぎた時間は戻ってこない。
だからこそ、「最初にしっかり選んだETFを信じて、気にしすぎず持ち続ける」。
そういうスタイルが、人生全体としての満足感につながっている気がします。
投資スタイルは性格で決めていい
大切なのは、「自分に合ったスタイルを見つけること」。
- 企業を自分で深掘りしたい → 個別株もアリ
- 忙しい日常で手間をかけたくない → ETFがラク
- 配当収入を重視したい → 高配当ETFがぴったり
投資の世界に「絶対の正解」はありません。
あなたの性格やライフスタイルに合った方法が、ベストな投資法です。
迷ったらETFから始めてみるのもアリ
もしあなたが今、「ETFと個別株、どっちがいいんだろう?」と悩んでいるなら――
まずはETFから始めてみるのもひとつの手です。
私のように、「やってみてから自分に合う方がわかった」という人もいますし、
逆に「分析こそが楽しい!」という人もいます。
大切なのは、「無理なく続けられるスタイル」を見つけること。
あなたなりの投資のカタチ、ぜひ探してみてくださいね。
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