はじめに
株式投資って、どれだけ資産が減っていても「売らなければ損じゃない」んですよね。
今でこそそんなふうに思えるようになりましたが、最初のころは下がるたびにヒヤヒヤでした。
「ああ…自分、間違ったのかな」
「もう売った方がいいんじゃ…」
そんな気持ちになること、私にも何度もありました。
でも、いくつかの暴落を経験してきて、少しずつわかってきたんです。
感情に振り回されず、静かに構えることの大切さを。
この記事では、私が「暴落を見ても投げ売りしなくなった理由」と「心の持ち方」について、体験を交えてお話しします。
含み損、思ったよりもメンタルにくる
投資を始めたばかりの頃、ちょっと下がっただけでアプリを何度も開いていました。
「え、昨日より3万円も減ってる…」
「このまま全部なくなったらどうしよう…」
そんなふうに、数字以上に“心”が削られる感覚があったんです。
冷静になれば「まだ売ってないから損じゃない」と分かるはずなのに、いざ自分のお金が減ると、そんな冷静さなんて吹き飛びます。
さらに、SNSで「もう耐えられない!全部売った!」みたいな投稿を見てしまうと、「自分も何かしないと…」と焦ってしまう。
自分の時間と引き換えに得たお金が減っていくのって、ほんとにキツいんですよね。
「怖い」「損したくない」という気持ちが勝って、売りたくなる。
でも、その感情との付き合い方が、投資では本当に大事なんだなと感じました。
売らなければ損じゃない。体験して腑に落ちたこと
いくつかの下落を経験して、ようやく腑に落ちるようになったことがあります。
含み損が出ても、売らなければ損は確定しない。
逆に言えば、「損したくない」と思いながら、自分で“損を確定させてしまっていた”ことにも気づいたんです。
何度か、「売らずに持っていたら数ヶ月後に戻っていた」という体験をすると、不思議と心が落ち着いてくるようになります。
もちろん、ただ握りしめるのではなく、「自分で納得して選んだ投資先だからこそ、信じて持ち続ける」という前提があってこそですが。
感情をどう扱うか。私の“暴落対策”ルール
今でも、資産が減れば不安はあります。
でも、その不安に“行動で反応しない”ように、私はいくつかのルールを決めています。
- 証券口座は見ない(1日くらい放っておいても大丈夫)
- SNSの悲観的な声は見ない(気分が引っ張られるので)
- 積立設定はいつも通り(ドル転も毎月10日)
- 気になる本やアニメで気持ちを切り替える
└最近は『ロックは淑女の嗜みでして』で元気をもらいました(笑)
パニックになった時こそ、何もしない勇気が大切。
感情ってすぐには消せないけど、「自分が乱れそうな時、何をすれば落ち着くか」は準備しておけるんです。
気づけば、静かに乗り越えられるようになっていた
最近では、暴落が来ても「まぁ、いつものことか」と受け流せるようになってきました。
「こういう時に買えてる人が、あとで報われるんだよな」そんなふうに考えながら、むしろ淡々と積み立てチャンスと捉えられるようになったんです。
単純に下がっている時に買えると、購入平均価格が下がってちょっと嬉しくなることもあります。
これはきっと、過去に何度も「売らなくてよかった」「あの時の不安は一時的だった」という経験を積み重ねてきたからこそ。
そういう体験が、“自分を信じる根拠”になってくれるんですよね。
まとめ|暴落は怖くてOK。でも、それで売らなければOK
- 株は売らなければ損じゃない
- 怖くなるのは当たり前。でも、それで売らない工夫が大切
- 自分なりの**“暴落対策ルール”**を持っておこう
- 経験を重ねることで、少しずつ“心の土台”が育っていく
焦って売ってしまった過去も、今ではすべて“経験値”になっています。
そして、暴落に耐えたあとの景色って、自分が一回り成長できたように感じるんですよね。
それでは。
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